心が落ち着く場所を探して

先が見えない障害物だらでの世の中をはってでも進もうとするブログです。

アリとおばあちゃん  アリこそ人に一番近い虫である

ant,work,

こんにちは。できたしこです。

日差しが弱くなったのを見計らい、日課のウォーキングに出かけました。
いつもの運動公園では、夕方からJリーグの試合が予定され混雑していたので、近くの周回コースがある公園に出かけました。

その公園の周回コースは1周1kmで、季節の花々に囲まれ滝や川が設置された近所の人にとって癒しの場。
子供連れの親子がボール遊びをしたり、ご夫婦で日傘をさしてベンチで話をしたりと微笑ましい風景の中を歩きます。

やさしいおばあちゃん発見

6周を目標にスタートし500m行ったところで、コース上にしゃがんでじっと地面を見つめているおばあちゃんがいました。

何をしているのだろうと思いながら、横を通り過ぎました。

周回コース2周目。
今度は歩く速度を落としてゆっくりおばあちゃんに近づいていくと、

おばあちゃんはビニール袋からパンを取り出し

小さくちぎって

アリにあげていました。


自然界で、猫や鳥といった哺乳類や鳥類、鯉などの魚類にあげる人は見たことはありますが、

アリにあげているとは・・・。

コース中にパンのかけら

そして3周目。

今度は前回から50mぐらい離れた場所でおばあちゃんを発見。
またアリにパンを。

4周目。
さらに100mぐらい離れたところで
パンが・・・。


5周目。
おばあちゃんは既におらず・・・。颯爽といなくなっていました。

最後はちょっと飽きてしまったのでしょうか。
150mぐらい離れたところに以前とはかなり大きくちぎられたパンくずが路上に(恐らく鳥用)。


6周目。
歩みを止め、パンに近づいてみると、
たくさんのパンくずがユサユサと左右に動いている。
アリが自分より大きなパンくずをアゴでしっかり挟み巣に運んでいっているではありませんか。

巣はパンからすぐそばにありました。
おばあちゃんは、アリに余分な労働をさせないようにアリの巣を見つけてはその近くにパンくずを置いていました。

アリを見習え

私がしゃがんで見ていてもアリはパンを運ぶのに必死で逃げることはしません。

虫と言えば、カブトムシやクワガタが人気ですが、
アリこそが人間と共生し、人懐っこい虫であることを今日確信しました。

アリは人に踏まれることも恐れずよく働きます。
おそらく自分が食べるためではなく、女王アリか子供のために。

近くにロールモデルになる上司がいない時、たまにはアリにパンをあげて観察するのも良いのかもしれません。

本日もお読みいただきありがとうございます。