子供じゃなくても食べられる こども食堂で交流しよう
こんにちは。できたしこです。
居場所作り講習会に参加してきました。地域づくりに関して学んだことをお伝えします。今回はこども食堂についてです。
各地で急速に増えているとニュースで伝えられている『こども食堂』。
満足に食事をすることができない家庭が増えており、その活動は広がりつつあります。
こども食堂は、こどもだけしか利用できないんでしょ、と思っていらっしゃる方はいませんか?
そんなことはありません。誰でも利用することができます。
こども食堂とは
こども食堂は東京で八百屋だんだんをされている近藤さんがはじめました。
その際、なぜこども食堂と名づけたかというと、
こども一人でも来られるように身近なものにしたいとの想いをこめたからだったそうです。
“元祖こども食堂”近藤博子さんが語る、現代日本の子供たちの「食」 | 女性自身
ですので、子育て中のお母さん、一人暮らしの高齢者はもちろんのこと、誰でもが食事をすることができます。
私も地元のこども食堂を利用したことがありますが、どうぞどうぞと暖かく歓迎していただき、子供たちとご飯を食べながら元気までいただきました。
料金については、一般的にはこどもは無料、大人は少額いただいているところが多いです。
現在の社会背景
こども食堂が多くなる理由に日本が抱える社会背景も大きく影響しています。
・人口減少(少子高齢化)
・多世帯化(単独世帯の増加)
・地域の希薄化、無縁化
・孤独死、自殺者、引きこもりの増加
どれかひとつに当てはまることは多いのではないでしょうか。
また、たとえ単身世帯でなくとも
例えば、両親が共働きで子供がひとりで食事する場合もあります。
親がゆっくり子供と関わる時間が無くなっています。
2025年問題
また、2025年になると団塊世代の方約800万人が、75歳以上の高齢者になります。
国民の5人に1人に相当し、介護・医療費が一気に増大します。
労働人口は減り国の税収は減少に向かうので、介護医療サービスが今と同等を維持できるかはわかりません。
地域包括ケア
そこでお金をかけずに地域の皆で支えあおうという意識が大切になってきます。
お互いに心休まる居場所が求められます。
こども食堂は地域を見守る共同のコミュニティーの場として期待されています。
人と人とがつながる場所
やはり、食事は配食より会食のほうが楽しいものです。
孤食の場合、男性はたとえ同居でも死亡リスクが1.5倍になると言われています。
こども食堂は食事を提供するだけではなく、失われつつある人と人とがつながる場所としても大切な場所になっていくことでしょう。
こども食堂という名前におっくうがらず、一度近くのコミュニティーで開催されている食堂に顔を出してみることをおすすめいたします。
本日もお読みいただきありがとうございます。